CD No.:GZCA-5074 Release:2004年01月01日
曲目 | 作詞 | 作曲 | 編曲 | |
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1. | Love, Day After Tomorrow | 倉木 麻衣 | 大野 愛果 | Cybersound |
2. | Stay by my side | 倉木 麻衣 | 大野 愛果 | Cybersound |
3. | Secret of my heart | 倉木 麻衣 | 大野 愛果 | Cybersound |
4. | NEVER GONNA GIVE YOU UP | 倉木 麻衣 Michael Africk |
Michael Africk Miguel Sa Pessoa Perry Geyer |
Cybersound |
5. | Delicious Way | 倉木 麻衣 | 大野 愛果 | Cybersound |
6. | Simply Wonderful -Radio Edit- |
倉木 麻衣 | 大野 愛果 | Cybersound |
7. | Reach for the sky | 倉木 麻衣 | 大野 愛果 | Cybersound |
8. | 冷たい海 | 倉木 麻衣 | 大野 愛果 | Cybersound |
9. | Stand Up | 倉木 麻衣 | 徳永 暁人 | 徳永 暁人 |
10. | always | 倉木 麻衣 | 大野 愛果 | Cybersound |
11. | Winter Bells | 倉木 麻衣 | 徳永 暁人 | 徳永 暁人 |
12. | Feel fine! | 倉木 麻衣 | 徳永 暁人 | 徳永 暁人 |
13. | Like a star in the night | 倉木 麻衣 | 大野 愛果 | 徳永 暁人 |
14. | Time after time 〜花舞う街で〜 | 倉木 麻衣 | 大野 愛果 | Cybersound |
15. | 風のららら | 倉木 麻衣 | 春畑 道哉 | Cybersound |
16. | Tonight, I feel close to you | 倉木 麻衣 西室斗紀子 |
大野 愛果 | Cybersound |
オリコンデータ | |
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最高順位 | 1 位 |
登場回数 | 8 回 2004/2 |
初動枚数 | 450,127 枚 |
累積枚数 | 910,946 枚 2004/3/28 |
2004年元旦に発売された(この時代,元旦に店舗が開いていることが多いということを後世の歴史家はこのアルバムの発売日を基にして確認することになるかもしれない)倉木自身初のベストアルバム。16曲が収録されているが,この選曲にはファンの間でも大きな論争があった。
そのいくつかの問題点を挙げると,
- デビュー4年くらいで「ベストアルバム」は出して欲しくなかった。
- 「Kiss」「Can't forget your love」「Make My Day」「Start in my life」といったシングル曲が収録されていない。
- 上記シングル曲の替わりに「Delicious Way」「Tonight, I feel close to you」といったアルバム曲が収録されている。
- 「happy days」「key to my heart」「不思議の国」といった人気があるアルバム曲を収録して欲しかった。
- 2枚組みにして,全シングル曲とアルバム人気曲を収録して欲しかった。
1.に関しては,これはファンがどうこう言える義理でもない。近年CD不況の中で「人気アーティストのベストアルバムは売れる」ということが公式化してきた。商業音楽としては出して当然だろう。ただし,純粋にシングル曲を再録しただけではシングルCDをすべて購入済みのコアなファンは買わないかも知れないので,いくつかの工夫はなされている。このような場合往々にして「新曲」が一曲挿入されることが多いのだが,今回はそれは見送られている。替わりに全曲リマスタリングが施され,気持ち曲の感じが変わったことと,豪華な写真集ブックレットが付属することにより,ファンの購買意欲を誘っている。ジャケットもアーティスティックなフィーリングよりはむしろ倉木の「美しさ」を前面に出したものとなっており,コアなファンと新しいファンの両方をターゲットにしたものである。私もこれで釣られた。
2.3.はCDの収録時間74分ほど(ちなみにこの時間はCDソフトを開発したSONYが"帝王"故ヘルベルト=フォン=カラヤン(ベルリンフィルハーモニー音楽監督)に相談し,カラヤンがベートーベンの交響曲第9番を演奏したときの時間に合わせたといわれる。)であるので,どのみち全シングルを収録することは不可能なので,思い切って多めにカットされ,アルバム曲が2曲収録されたのだろう。それらのアルバムに対する購買意欲を喚起するという読みもあったかもしれない。
4.5.は2枚組みにしなければ不可能。しかし,豪華ブックレットをつけるということもあり,費用等で問題があったのではないか。あまり高くするとセールス数がかせげない。
ともあれ,このアルバムを聴けば倉木が今までいかにすばらしい曲を歌い,いかにすばらしいアーティストであり,いかにすばらしいスタッフに恵まれていたか,そしてジャケットやブックレットを見ればいかに美しく魅力的な女性であったかということが分かる。新年早々今年初のミリオンセラーとなったということであるが,当然のことと言うことができるだろう。
ひとつ音楽以外に注目しておきたいことがある。アルバムジャケットである。
倉木のアルバムジャケットに関しては,「delicious way」「Perfect Crime」「FAIRY TALE」が「初期三部作」ともいえる類似性を持っていることは別のところで述べた。「If I Believe」では構図が大きく変わったが,実はこの4作に「Secret of my heart」を加えた5作には共通する特徴がある。
それは,写真の倉木が「笑っていない」ということである。
実際の倉木は明るい性格のようで,笑顔を目にすることが多い。しかし,アルバム写真では今まで一度も笑わなかった。シングルにおいても,「Baby I Like」「Feel fine!」以外は(「風のららら」は気持ち笑っているようにも見えるが,ただまぶしいだけのようにも見える。)ジャケット写真で倉木は笑わない。これは,倉木が「お茶の間のアイドル」になり神秘性を失ってしまうことを避けようとするGIZAの戦略であろうが,その倉木がこの「Wish You The Best」では,これ以上ないほどの笑顔を見せる。2003-2004の年末年始以降,いろいろな意味で倉木の露出が増えてきたが,この「笑顔」もその「ニュー倉木」の名刺代わりなのだろうか。
個々の曲に関してはすでにシングルの項目で解説してあるので繰り返しになるのを防ぐため,ここでは「研究」という堅苦しさを離れて,私の「個人的感想」を記しておきたい。以下「研究サイト」お休み。べたべたの妄想系ファンサイトになる。
「Love, Day After Tomorrow」
「Stay by my side」
「Secret of my heart」
「NEVER GONNA GIVE YOU UP」
「Delicious Way」
「Simply Wonderful-Radio Edit-」
「Reach for the sky」
「冷たい海」
「Stand Up」
「always」
「Winter Bells」
「Feel fine!」
「Like a star in the night」
「Time after time 〜花舞う街で〜」
「風のららら」
「Tonight, I feel close to you」
何度も言うが,2004年,このベストアルバムをきっかけに倉木さんのファンになった私であるが,さすがにこの曲(というよりはPV)のことはよく覚えている。曲のキャッチーさと,そのとんでもない魅力を持ったクリスタルボイスは脇においても,何よりもその美少女振りには,私も含めた日本中が驚いた。ただ,PVの演出があまりにも宇多田ヒカルの「automatic」に似ていたため,その後さまざまないわれなき中傷に悩ませられることになるわけだが,少なくとも曲と声のすばらしさとその美しさは,宇多田さんがどうこうではなく,日本中の男性の心を虜にしたものだ。私もこのときにあっさり倉木さんのファンになっておけばよかったものにと,今になってつくづく後悔している。
何度聞いても「And now my heart is breakin'」の"breakin'"のところで胸がキュンとなってしまうが,この歳にしてこんな気持ちにさせてくれた彼女に感謝である。
「L/O/V/E」の指文字は,手がつりながらも猛特訓の甲斐あってかなり上手になったので,ライブ初参戦が楽しみだ。
この曲がヒットしていた当時のことは私にはほとんど記憶がない。これだけの大ヒット曲であるからどこかで聞いてはいたのだろうと思うが,そういった事情で私は2003年の紅白歌合戦でこの曲を初めて「まともに」聞いたわけだ。
最近の私はカラオケではもっぱら倉木さんの歌ばかりを歌う。低音では気持ち悪いが,最近のカラオケ機は男の声を女性の声にチェンジする機能がついているので,私はまわりに結局はやっぱり気持ち悪がられながらも「女性の声」で倉木さんの歌を歌う。中でも歌いやすいこともあって,この曲をもっとも得意?としている。妙な歌詞なのだが女の子の一途な思いが感じられてお気に入りのナンバーのひとつである。
大野愛果さんという人はものすごいメロディを書くなぁ・・・。ということをつくづく感じさせる曲。大野さんだけではなく,プロデューサーの西室氏などスタッフの力はもちろん大きいわけだが,これだけ完成された,それだけ美しいメロディを,あれだけ美しい人に歌われるとたまったものではない。日本だけではなく世界ポピュラー音楽界の中でも「傑作」と呼んで差し支えないのではないか。アメリカ発売したCDのタイトルがこの曲であったことからも分かるように,この曲に対する倉木さんとスタッフの思い入れが感じられる。
PVを見ても感じることだが,とにかく「一生懸命」歌う倉木さんの姿には音楽以外のところでも感動を覚える。
「コナン」を見ていたとき,テーマソングで流れていて,「倉木麻衣という人はいい曲を歌うなぁ・・・」と思ったのは確かこの曲だったと思う。あのときにファンになっておけばよかったと,今になってつくづく後悔している。
この曲だけはカラオケでどうしても歌えない。(^_^;)
イメージの定着とマンネリ化を恐れて持ってきたcybersoundチーム作曲の「洋楽」であるが,ちょっとオーバープロデュース気味か?「一緒に口ずさめる」というそれまでの3曲とはそのあたりが異質。この曲はライブでもよく歌われているが,現在の「大人の声」よりも,17歳の「子どもの声」で歌われるほうが,私はしっくり来る。
Africk氏とのラップの掛け合いは大変かっこいいが,DVDなどでその仲良さそうな掛け合いの様子を見るたびに嫉妬に打ち震える私であった。ちなみに相手がJQ氏の場合はあまり嫉妬を感じない。(おい)
いい曲だ。!(^^)!
いやそれだけで終わってしまうわけには行かないが,本当にいい曲だ。イントロが聞こえてくるだけで体がゾクゾクする。メロディもすごいが,いったいどこで切れるのだろうか???と不思議な連続性を持って歌われる歌詞にもぞくっと来る。「水平線の青の向こう」なんて表現は凡人には無理。これがシングル化されていないのだから,倉木さんの奥の深さはすざましいものがある。最後の部分のラップに重なる「into the sweet sky, sweet sky yeah」が始まればもう動けなくなってしまうほどの魅力がある曲。ここだけでも20分くらいやって欲しい。倉木さん側もそれはよく分かっているとみえて,ライブでは必ず歌われるし,ベストアルバムにも収録された。
この曲は今回のベストアルバムではじめて聴いた。結構ドスの聴いた声でちょっとビビる。
最初はノリにくかったが,聞き込むうちにスルメのように味が出てきた。地声とファルセットを縦横無尽に行き来する倉木さんの歌唱力には脱帽。
NHK朝の連続テレビ小説というとほとんど「おしん」しか知らないという私であるが,その「おしん」も裏番組のTBS系ポーラ・テレビ小説「おゆう」に大学の同じ学科の同級生だった浜尾朱美さんが主演していたのでこれも見ていない。ということで,この曲もまたベストアルバムではじめて聴いた。
よく「ビートルズみたいでしょう?」といわれるのだが,鈍いのか言われるまで気がつかなかったが,よく聞くと「Rubber Soul」に入っていそうな曲。
でも"Reach for〜"=「〜に手を伸ばす」なんていう表現倉木さんよく知っているなぁ。この人かなり英語力あると思っています。
この曲もベストではじめて聴いた。ベストアルバムを最初からずっと聴いていくと,突然ここでムードが変わって暗ーい倉木さんが登場する。詞が難解なんだよねー。歌詞カード見て,彼女の著書「myself music」読んで,初めて少年犯罪とか多発する現代へ警鐘を鳴らしている曲だということが分かりました。脱帽。
爽健美茶のCMソングとして流れていたのはよーく覚えている。あの時,「うぁ,すげーいい曲!」と思ったことを今でもはっきり覚えている。あの時にあっさりファンになっておけばよかったものをと,いまさらのように後悔する。(何回目だ!)しかし,何せ中学校の2年生くらいから30年間洋楽しか聴いてこなかったものだから,どうしても何かブレーキがかかって邦楽のCDは買うことが出来なかった。今から考えても残念なことだ。
ということで,ベストアルバム買った当時はこの曲ばかり繰り返して聞いていた時期もある。とにかく元気が出る。朝一番にはこの曲!携帯の着メロにも入れた。「Hey!」のところでメロメロになってしまう私であった。ナーナーナナナーナ,say!
この曲もベストではじめて聴いた。歌詞が変なところで切られて歌われているので,最初は言っていることの意味がよく分からなかったが,聞き込んでいくうちに惚れてしまった。とにかく元気が出る。
FIFAの記念コンサートでこの曲を歌っているときの倉木さんって薄着でセクシーでかっこいいんだよね。だから,最後の挨拶しどろもどろになっても許してあ・げ・る。
コナン終わってから「丸見え特捜部」をたいてい見ているので,聞いたことあるんじゃないかなぁと思うけどやっぱり覚えがない。ベストで初めて。
曲自体はちょっと単調かなぁ・・・。倉木さんの歌唱力を今ひとつ引き出せていないような気がする。倉木さんって思いっきりhappyな曲よりは,どこか翳がある哀愁こもった曲の方が似合うと思うのは私だけ?ライブで歌っているシーンをDVDで見たけれど,この曲を歌っているときって,あんまり楽しそうな顔してなくて,なんかとっても苦しそうに歌っていて「守ってあげたい」と妄想させてくれる。「麻衣ちゃん,ガンバレー!」
シーブリーズは私も髭剃りあとに使っているが,倉木さんが出ているCMは見た覚えがない。ひょっとしたら見ていても倉木さんだと気がつかなかっただけかな?今も毎日使っているが,そのたびに倉木さんのお尻のポケットに入っていたボトルの姿を想像しながら使う私である。
曲はシンプルかつストレートで,こんな曲好きだなぁ。倉木さんかっこいいなぁ。(さっき"Winter bells"で言ってたことと違うが・・・(^_^;))徳永さんの曲って敬遠する人がいるみたいだけど,私は「Stand Up」といいこの曲といい無茶苦茶好きです。
ボーとして聴いていたい曲。余り大げさな編曲じゃないのがいいね。DVDでエレピ弾きながら歌っているけれど,かつての「Stay by my side」の姿がダブって,いつか間違えるんじゃないかと何回見てもハラハラさせて胸キュン!
いい曲だ!(また言ってる・・・)でもやっぱりいい曲だ。声が裏返るところが少ないので,「胸キュン」の場面が少ないのだが,この曲からは私の中での倉木さんのイメージが「マイケーヘア」から,現在の髪を下ろした彼女の姿になる。なんだか急に大人っぽくなって別の意味で胸キュン・・・。
倉木さんのライブ映像を紅白歌合戦についで見た「平安神宮ライブ」で,「日本の四季はここ(京都)で一番感じられます。」と語っているのを見て,誠実そうな人だなぁ・・・とやっぱり胸キュン!(笑)
この曲もベストアルバム買う前に,平安神宮ライブで見て(聴いて)気になっていた曲。爽やかで聴いていると本当に春風が吹いてきそう。主人公の設定が男性になったときの曲っていいんです。倉木さんってちょっと中性的な魅力があるから。この曲聴きながら私は気分は女の子。(げー)
初心者としては,最初はどちらが倉木さんでどちらが孫燕姿さんか分からなかったが,発音がスムーズなのが孫燕姿さんね。(^_^;)
全編英語で歌われていて歌詞がなんだかこなれていない表現もあるのだけど,そこがまた一生懸命さを感じさせる。倉木さんっていつもそうなんだよね。いつでも,どんなときも,とにかく「一生懸命」やっているっていう姿が伝わってきて,これ書いている時点ではまだ本物のライブには行ったことがないわけだけど,DVDとか見ると,本当にファンを大事にしている姿が伝わってきて。作り物じゃなくて正直にやっているんだなぁという姿勢に胸キュン!(何度目?)
というわけで,このアルバムは私の「音楽人生」にとって,中学生のときにポール=マッカートニーとウィングズの「バンド・オン・ザ・ラン」を聞いたときに並ぶ,運命の転換点になったのでありました。す・ば・ら・し・い!