1. Like a star in the night 作詞:倉木麻衣 作曲:大野愛果 編曲:徳永暁人 ストリングス・アレンジ:池田大介
  2. Give me one more chance 作詞:倉木麻衣 作曲:大野愛果 編曲:DJ ME-YA
  3. Like a star in the night〜a capella ver.〜
  4. Like a star in the night〜Instrumental〜

CD No.:GZCA-2048  Release:2002年9月04日

ANB系ドラマ「ダーク・エンジェル」テーマ・ソング

オリコンデータ
最高順位2 位
登場回数7 回
初動枚数76,470 枚
累積枚数119,550 枚


Personel:


 珠玉のラブ・バラード。ピアノの響きが美しく,3.のアカペラヴァージョンも聴きもの。テレビ朝日系ドラマ「ダーク・エンジェル」エンディング・テーマだったというが,見たことがないので詳細は知らない。ただ,下のインタビューの中で彼女も言っているように「ダーク」という言葉にはこだわったらしい。

 この曲に関しては「music freak magazine」2002年9月号の倉木自身の詳細なインタビューがある。それによるとこの曲は,

1番は,愛し合う二人がガードレールにもたれて「すごく幸せ過ぎて不安になっちゃうっていう」(倉木)幸せな夜を過ごすという情景。

2番では,一転して主人公の女性は一人で同じ場所を訪れる。

 「あなたのしたことは問わない(No need to tell me what you've done.)」

と歌われているので,情景として浮かんで来るのは,彼氏側の問題でひびが入った関係を悩む主人公の姿。しかし,最後に彼女は星の光(南十字星の一番上の明るい星のことだという)に導かれるようにもう一度やり直そうと元彼の元へ向かう。

というもの。

 場所設定は「南十字星(サザンクロス)」があるので,南半球。オーストラリアかニュージーランドか,はたまたチリかアルゼンチンか?ただ,沖縄でも南十字星は見ることができるそうなのでその可能性もある。B面(2.)がサッカーを扱った曲になっているので,意外にもブラジルかもしれない。ただ,倉木がそのような国に行ったことがあるという情報は聞いたことがないので,あくまでも空想上の物語か。どんなガードレールなのだろうか?歩道を歩いているので,街中に近いところか?などとは詮索しない方がいいのかもしれない。


 2.はいたるところにサッカーの匂いが感じられる。「花火舞う夜」も納涼花火大会ではなくサッカースタジアムのそれでありそうなのだが,上記のインタビューでは倉木自身が「花火大会」と言っている。2002年といえば,サッカーのワールドカップが日本と韓国とで共同開催された年であり,倉木もFIFAのオフィシャルアーティストに選ばれ,公式アルバムに楽曲を提供,また,FIFAのオフィシャルコンサートにおいて,初めて5万人の大観衆を前に熱唱し,敬愛するアメリカ人女性歌手ローリン=ヒルとの面会を果たしたということもあるので,とりあえずはその想いとオーバーラップしているところはあるようだ。

 ストレートなノリのいいロックナンバーなので最初徳永暁人の曲かと感じたが,意外にも大野愛果。確かにサビの部分は大野節。

 英語詞は韻を踏まず,言葉をメロディに強引に押し込んだところがあるので少し語呂が悪いが,言いたいことはよく分かる。

 片想いの男性に告白するチャンスを狙う女性が主人公だが,相変わらず恋人を「君」と呼ぶときの倉木は芯のある強い女性に変身する。上記のインタビューでも「強い決意を持った女性に憧れている」と語っているように。

Special thankful to Mr.J.P. from (Mai-K ML