(3) 紅白歌合戦における倉木麻衣の位置
以下の一覧をご覧いただければ分かるが,2004年の倉木は浜崎あゆみよりも後ろ,事実上「若手POPS歌手のトリ」という最高の位置に置かれた。近年培ってきたNHKとの太いパイプを考えれば十分ありうる位置ではあるのだが,非常に優遇されていることを感じ,ファンには好評であった。
(4) コスチューム等
倉木の当日の姿は,出演直前にlivedoor Blog「倉木麻衣のMai.K Diary」や公式FCサイト「Mai-K.net」のDiaryで紹介されていたので,ヘアスタイルやコスチューム等ある程度の予想はついていたが,紅白開会式ではいつものようなパンツスーツで現れ,髪の毛がストレートになっていることのみしか確認できなかった。しかし,歌唱時のコスチュームは珍しくロングスカートの黒いドレスとなり,そのヘアスタイルともあいまって,倉木を実際の年齢(22歳)よりも2〜3歳は若く見せていた。
ぺったりとした髪型はファンの間ではあまり好評ではなかったようだが,「明日へ架ける橋」が普遍的な愛と希望の歌であることを考えると,Rits BKCライブのときのような大人っぽいウェーブヘアではなく,清楚なストレートヘアで登場したことは,トータルな意味での「清純派 倉木麻衣」のイメージを定着させることに役立ったのではないかと思う。