No.3


 自分でも実際に経験することだが,英語は聞くよりも話す方が,読むよりは書く方が数倍難しい。倉木の英語詞を見てそれを「洋楽の英語詞」と比較して云々することの愚かさを感じたが,それにしても明らかなミスがきわめて少ないことを見ても,実はこの人の英語力はかなりのものではないかと思うのだ。しかも,取り組む姿勢がすばらしい。著書「myself music」の中で,初めてエクスペリエンスのメンバーと出会う前日何を話したらいいか「辞書を引き引き」考えた…という行がある。英語がまったく分からないものならこんなことはできないし,しようとも思わないだろう。しかし実際には「帰国子女でもなんでもなく,洋楽や洋画が好きだったから多少ヒアリングができるくらい」(myself music)というのは謙遜なのだろうと思わせる事実である。


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