「Mai-K研究」参考資料1
1990年代,それまでのレコードに代わってCD(コンパクト=ディスク)が音楽発表の主体となると,再び時代は風雲急を告げてきた。 それまでの45分程度の収録時間を持つLPレコードに代わって登場したCDは,70分以上の音楽を収録可能であり,音質的にも非常に優れたものであった。その結果,従来のレコードはCDによって駆逐され,その中でCD時代の新しいスターたちが続々と登場している。しかしまた,逆にかつてのLPがCDで安価に復刻され,新しいファンを集めるという現象も起こった。 90年代の音楽状況は,デジタル処理された,ディスコのためのロック,ユーロ=ビートや,黒人音楽の新たな一形態,ビートの効いた音楽をバックに,早口でナレーションを行うという,ラップ(rap)などが人気を集めているが,その逆にアコースティックな音楽をライブで聞かせる“アンプラグド”のブームなど,原点回帰的な現象も見え始めている。 |
※ 参考文献(主なもののみ)