このアルバムに関しては「music freak magazine」2002年9月号に倉木自身の詳細なインタビューがある。


 歌詞における注目点・問題点をまとめて掲示しておく。

1.日本語詞

「Fairy tale」:「トンネルの向こうには あの懐かしいネバーランド」
 本アルバムのリリースの1年3ヶ月前に,宮崎駿監督の傑作アニメーション映画「千と千尋の神隠し」が封切られている。この映画はアカデミー賞まで受賞する大ヒット作品となったが,映画の発端,千尋一家は「トンネルを通って不思議の世界」へトリップする。やはり倉木にはこの映画によって「トンネルの向こうに別世界がある」というイメージが植えつけられていたのではないか。

2.英語詞

「Fairy tale」:"I am taking with you."
 「君を連れてゆく」の意味なら"with"は必要ない。

ただ,"take"には自動詞として「行く」の意味があるので,絶対間違っているとはいえない。あるいは

 "I am taking ( a trip ) with you."

と( )内が省略されているとも考えられる。


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