*補論 3
「倉木麻衣の 学力」(2004.3.2)


 倉木はどのくらい「学力」があるのだろうか?

 妙な問であるが,これもまた2チャンネルによく見られる話題に「倉木は頭が悪い」というものがある。きわめて失礼な話で黙殺すればいいのだが,今日はまともに取り上げて反論を加えてみようと思う。

 というのも,今日"Mai-K TV"の第17回放送を見ていてふと気がついたことがあるからだ。

 この放送の中で,西室ディレクターが倉木にあるものを渡すと,倉木は絶句し喜びのあまり言葉にならないという場面がある。渡されたものは倉木が敬愛するアメリカのR&Bグループ「ディスティニーズ・チャイルド」のCDで,そこには「To Mai.K」と送辞付きで彼女たちのサインが入っていた。倉木が喜ぶのも無理はなかろう。私のところにもし,「大好きなちゃぶー様へ from Mai.K」なんてサインが入った「Wish You The Best」が届けられたら,私は翌日には変死体で発見されているだろう。

 それはさておき,倉木に届けられたのはそれだけではなかった,ディスティニーズ・チャイルドから倉木へのビデオメッセージまであったのだ。その中でディスティニーズ・チャイルドは倉木のCDやDVDを手に,

「これからファーストライブがあるんですってね。がんばってね。あなたはとっても素敵なシンガーだからきっと"サーヴァイヴ"するわ。」

と倉木に語りかける。すると倉木はそれを聞いて大感激しながら,その"サーヴァイヴ"という言葉にきちんと反応し,自身「サーヴァイヴァーになる」と派生語を持って応答するのだ。もちろん字幕はあったろう。TVにはカタカナで"サーヴァイヴ"と表示されていた。それがどうしたと言わないで欲しい。この言葉,すなわち"survive"は決して中学校レベルで出てくる単語ではない。特に現在「ゆとり教育」が行き渡り,英語の学習時間が大幅に削減されていることを考えると,高等学校の,しかもかなりの学習段階にならなければ登場しない単語である。さらには会話よりは文語の中で多用される単語である。その単語に倉木は即座に反応したのだ。


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